「埋もれる殺意」26年の沈黙のあらすじと感想 さすが英ドラマ

埋もれる殺意26年の沈黙のポスター

IMDbより

WOWOWで放送された英国クライムサスペンス「埋もれる殺意~26年の沈黙~」のあらすじと感想です。

ネタバレを含みますので、未視聴の方はお気をつけください。

登場人物


警察関係

キャシー・スチュアート(ニコラ・ウォーカー/声:野沢由香里)

ロンドンの警部。旦那は子供が小さい頃に他界。現在は父親のマーティンと息子のアダムと三人で暮らしている。

サニル・“サニー”・カーン(サンジーヴ・バスカー/声:目黒光祐)

キャシーの部下であり相棒。シングルファザーで二人の娘と暮らしている。

被害者関係

デヴィッド

26年前に死亡した男性。物語の中心となる人物。

テッサ・ニクソン(ロレイン・アシュボーン/声:井上明子)

デヴィッドの元妻。現在はオックスフォードの警察署で警部補をしている。デヴィッドの失踪後、ポールという男性と再婚。

ジェイソン

デヴィッドとテッサの子供。

コリン・オズボーン(マーク・ボナー/声:田村真)

弁護士。夫のサイモンと7歳の少女フローラを養子に迎えようとしている。

マリオン・ケルシー(ロージー・カヴァリエロ/声:山口協佳)

看護師。姉のエリースと母親とは仲が悪い。

サラ・マームード(バドリア・ティミミ/声:岸本百恵)

教師。イスラム教徒の夫と息子三人と暮らす。過去に売春を行っていた。

埋もれる殺意のあらすじ(ネタバレ)

デヴィッド

被害者のデヴィッドは小学生の頃に男性教師から虐待を受けていた。

当初は大人になったデヴィッドが教師と再会し、脅した事で殺害されたと考えられていた。

祈りの家

デヴィッドは少年院にいる子供たちをサポートするボランティアをしていた。

彼は「神に祈りを捧げる場に連れて行く」と少年院の関係者に話し、外出許可を得ていた。

しかし、実際は12歳から16歳までの少年院の子供を民家に連れ込み、酒と麻薬で溺れさせ、複数の大人たちとレイプしていた。

性的虐待の被害者だと思われていたデヴィッドだったが、実は自分自身も子供たちに性的虐待を行っている加害者だった。

キャシーとサニーはこの民家が鍵となっていると考え、容疑者のテッサ、コリン、マリオン、サラの四人を洗いなおす。

繋がり

捜査を進めてくうちに、デヴィッドの妻のテッサがこの民家を訪れていた事が判明。

テッサに見つかったデヴィッドは「未成年者と合意の上で性行為を行っていた」とテッサに説明し、許しを乞う。

「あの時代はロックスターが未成年者と付き合う事だって珍しくなかった」と、テッサはデヴィッドが行っていた行為を黙認していた事を認め、停職処分となる。

三人の「被害者」

接点がないと思われていた弁護士のコリン、看護師のマリオン、教師のサラは、実は過去にイーリングの精神病院で会っていた事が判明する。

コリンはレジャークラブの指導役・パクストンから、マリオンは実の父親、サラはデヴィッドからそれぞれ性的虐待を受けていた。

彼らは殺人がバレないように、殺す人間を交換する交換殺人を計画する。

裏付けをとるために捜査をすすめると、マリオンを虐待していた父親は森の中で首を吊り、コリンを虐待していたパクストンはヨットに乗ったまま消息不明になっていた事が判明。

キャシーの読み通り、被害者はデヴィッドだけではなかったのだ。

しかし、マリオンの父親とパクストンは自殺として片付けられたため、交換殺人を裏付ける証拠はない。

キャシーの判断

キャシーはマリオンの後を尾行し、コリン、サラ、マリオンがバーで密会している現場を抑える。

マリオンは捕まる前に「夫に全てを打ち明けたい」と、バーを出ていく。サラも自宅で待つ夫に全てを打ち明ける為にバーを出る。

バーに残ったキャシーとコリン。コリンは自分が10代の頃に心から信頼していた男性に性的虐待を受けた事、その傷のせいで人生が滅茶苦茶になったこと、毎日理不尽な怒りを抱えて生きていることをキャシーに打ち明ける。

「これから警察が起訴を行い、裁判が始まるでしょう。でもあなたやあなた達のように、何もされていない人間に私を咎める権利はない」


コリンの自白後、サニーをバーに呼び出すキャシー。

キャシー「証拠は何もない。三人が実は知り合いだった、という事実があれば起訴に持ち込める。

でも、三人が一緒にいたのを見たのは私だけ。バーには防犯カメラもない。

三人にとっては生きること自体が残酷な罰だった。更に残酷な罰を与える事が誰かの為になるとは思えない」

とサニーに告げ、サニーもそれに同意する。

キャシーは三人を起訴しない事を決心し、上司に捜査が終了した事を報告するためバーを出る。

感想

すっっごく面白かったです。

これが、これがイギリスの本気だというのか…(膝から崩れる)

前作の「埋もれる殺意」〜39年目の真実〜を観なかったのが悔やまれます…。

コリン役のマーク・ボナーさんがとてもかっこよくてマジマジとみてしまいました。

美しい白髪まじりのお鬚が特徴的ですが、まだ48歳とお若い事にびっくり。

今からあんなにかっこよくて大丈夫なんだろうか…(謎の心配)

裏表

人間に裏表があるように、容疑者にも過去の傷があり、被害者にも過去の罪があるんだなと色々考えさせられました。

同じ傷を負った者しかわからない痛みがあるけど、キャシーとサリーは彼らの心に必死で寄り添った。

ドラマの終盤で、三人が誰にも言えなかった過去を打ち明けたのは本当に大きな事だと思う。

欲を言えば、その後の三人の描写が欲しかったなぁ。マリオンがお姉さんと抱き合ってるシーンはとても良かったけど、虐待を知っていたお母さんとお姉さんの関係は、複雑なものになっていくと思う。

あとコリンを脅迫していた夫婦はどうなったんだろう。とりあえずコリンさんの使用済みスマホ、買い取らせて下さい。

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